インタリオ(Intaglio)とは「沈み彫り」の総称
もとは手紙などの封蝋に押すシーリングスタンプなどに施された技法で、金属や宝石の表面を彫り下げて絵柄を彫刻します。
そのためカメオ(浮き彫り)のような浮き上がった絵柄ではなく、蝋や粘土に押し当てることで紋章や絵柄が浮き上がるのです。
アンティークのインタリオには、カルセドニー、アメシスト、コーネリアン、アゲート、オニキス、ガーネットなど宝石に彫りこまれたものをよく見ますが、 今でこそ技術が進歩して宝石に彫りこむことも可能になっていますが、それでも簡単な技術ではなく、
紀元前にどうやってあれだけ細かい絵柄を彫っていたのか、実際に彫る様子を見てみたくて仕方ありません。
フィレンツェのシニョーリア広場にあるペルセウス像
顔の部分だけ彫りました。大きさは約10mmほど。
人の顔はやっぱり難しい~
長岡